メタプラネット社、ビットコイン780BTCを追加購入し、保有総数が17,000BTC超・時価20億ドルを突破

Metaplanet株式会社は、日本の主要な上場企業として、デジタル資産の積極的な取得戦略を継続しており、直近では追加で780ビットコインを取得しました。この取引により、同社の総ビットコイン保有量は約17,132BTCとなり、時価総額は20億ドルを超えています。Metaplanetは、ビットコインを企業の主要な財務準備資産と位置づけ、デジタル資産を戦略的なインフレーションヘッジおよび資本構造の中核的な柱として活用する姿勢を鮮明にしています。

過去1年間で、Metaplanetは法人によるビットコイン導入の分野で急速に影響力を高めており、アジア最大の上場ビットコイン保有企業、そして世界でもトップ10入りを果たしています。東京証券取引所での同社株式の取引量もこれに伴い急増し、6月の取引高は1.86兆円近くに達しました。この事実は、Metaplanetのデジタル資産戦略に対する市場の期待を示しています。

Metaplanetの経営陣は、ビットコインを投機的資産として捉えるのではなく、長期的な価値貯蔵手段、そして法定通貨の価値下落に対する分散投資の根幹と位置づけています。さらに、同社は2027年までに21万BTC以上の保有を目指すという大胆な長期目標も掲げており、これが実現すればMetaplanetは世界有数の機関投資家ビットコイン保有企業となるでしょう。

この戦略により、同社はビットコインとの連動による利益拡大と株式の流動性向上を実現していますが、増資による希薄化や債務増加など関連リスクについても経営陣は透明性を持って開示しています。アナリストは、こうした取り組みにより、特にマクロ経済の不透明感や金融政策の変化が強まる中で、ビットコインへの機関投資家の信頼が高まっていると指摘しています。Metaplanetの成長戦略は、企業の財務戦略とデジタル資産の新たな役割が、グローバル資本市場でいかに連動しつつあるかを象徴しています。